アプリケーションをクラウドに移行できるのなら、セキュリティテストもクラウドに移行できるのではないか。
クラウドへの移行に積極的な人からよくこのように問いかけられます。この記事では、5つの重要な要素に着目し、アプリケーション・セキュリティ・テストにクラウドベースの手法を選択する場合の手法内容、テスト方法、選択する理由、適しているケースを中心に説明します。
クラウドベース(オンデマンド)のアプリケーションテストは比較的新しいタイプのテスト方法であり、クラウド上で提供されているソリューション/ツール/スキャナーによってアプリケーションをテストします。このテスト方法は従来のアプリケーション・セキュリティ・テストとはいくつかの点で異なります。
クラウドにデプロイされるアプリケーションが増え、あらゆる種類のエンドポイントに対応するようになるにつれ、単なる「アプリケーションのセキュリティ保護」から「アプリケーションのスピーディーで大規模なセキュリティ保護」へと注目の変化が見られるようになりました。クラウドベースのアプリケーション・セキュリティ・テストは現実的な選択肢であり、大企業や中小企業の幹部から多く寄せられる質問に答えを示すことができます。
スキャン対象のアプリケーションをアップロードするか(通常はモバイル・アプリケーション、シッククライアント、静的コードの場合)、オンラインポータルのURL(Uniform Resource Locator)を入力します。必要に応じて利用者が認証ワークフローを指定し、それをスキャナーが記録します。内部アプリケーションの場合、適切なネットワークの例外を指定して、スキャナーがアプリケーションにアクセスできるようにする必要があります。 その後、利用者がテストのコンフィグレーションおよびカスタマイズを行ってテストを開始します。テストが完了すると、スキャナーはテスト結果と共に詳細な所見と修正ガイダンスを提示します。
クラウドベースのアプリケーション・セキュリティ・テスト戦略を導入する場合、次の5つの重要な要素を検討する必要があります。
組織によって要件や目的は異なるので、個別のケースの実態を把握しないまま、どちらかの方法をお勧めすることはできませんが、前述した5つの重要な要素以外にも、いくつか考慮すべき点があります。
NFLのプレイオフを観るかどうかは簡単に決められても、クラウドベースのアプリケーション・セキュリティ・テストを選択するかどうかは簡単には決められません。その判断をシノプシスがお手伝いします。